シャンプーを界面活性剤なしで選びたいときのおすすめと注意点

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最近、抜け毛が多くなっり、細くなってきた。さらには、髪の毛が薄くなってきたような気がする。髪の毛に関するトラブルを対処するのに、シャンプーに目を向ける方は多くいらっしゃいます。

シャンプー選びのさいに、気になるのが、界面活性剤ですね。

本当に界面活性剤は、髪の毛や頭皮によくないのか? 界面活性剤なしのシャンプーにはどんなものがあるのかを、お知らせします。

シャンプーを界面活性剤なしで選びたい理由は?

このような声を聞いたことはありませんか?

市販のシャンプーは界面活性剤が入ってて食器洗剤で洗ってるようなものと聞きました。。。

yahoo知恵袋より

 ここで言っている界面活性剤はおそらく、石油系界面活性剤を指していると思われます。 

食器用洗剤は合成洗剤とも言われ、石油系の原料で界面活性剤が作られています。油分を簡単に落とせる洗浄力と泡立ちを見ればなるほどと思いますよね。

洗浄力が高いゆえ、手の皮脂を取りすぎたり、タンパク質まで影響するので、手荒れが起こるといわれています。

界面活性剤が一概に悪いとは言えないという意見も、相当数見受けられますが、できれば、害があると言われているものは使いたくないのは当然です。

界面活性剤って何?

界面活性剤は、1つの分子のなかに水と油に対して両方に親和性の部分をもった、構造になっているそうです。

水と油は、本来は混ざらないもの同志を乳化させたり、汚れになじんで落とす洗浄の役目があります。

ご覧の通り、界面活性剤自体は、化粧品や洗剤を作るためには必要不可欠なものなんですね。

 問題は、この界面活性剤の原料が何か、というところにあります。 

シャンプーには種類があって、どれも界面活性剤なしではなかった

シャンプーにはいろいろな種類があるのは、ご存知でしたか?

実は、

・高級系アルコールシャンプー

・アミノ酸系シャンプー

・石鹸シャンプー

の3種類に分けることができるんです。

高級アルコール系シャンプー

界面活性剤:石油系合成界面活性剤

ドラッグストアなどで市販されている多くのシャンプーがこれです。

「高級」とは、含まれる炭素数が多いという意味で、その分非常に泡立ちが良いのが特徴です。

【特徴】

・洗浄力が非常に強い

・泡立ちが良い

・低価格

アミノ酸系シャンプー

界面活性剤:天然由来のアミノ酸系合成界面活性剤

アミノ酸は人体を構成しているタンパク質の主成分で、髪や頭皮によく馴染むので頭皮に優しいのが特徴。

【特徴】

・皮脂を取りすぎない程度の洗浄力

・低刺激

・保湿力が高い

石けん系シャンプー

界面活性剤:天然由来合成界面活性剤

動物性の脂肪酸をアルカリ反応させた界面活性剤で、アルカリ性になります。

【特徴】

・洗浄力が高い

・天然素材なので肌にやさしい

・成分がシンプルで、生分解性がよく、環境にやさしい

一般的に、界面活性剤なしと思われているシャンプーは、石鹸シャンプー

石けんといえば、固形と液体のがありますが、両方ともに油脂をアルカリ反応させて作られます。固形石鹸は、水酸化ナトリウム、液体石鹸は水酸化カリウムと、反応させる媒介が異なるんですね。

 実は、石鹸も界面活性剤というわけです。 

しかし、原材料は、動物系の油脂(脂肪酸)や自然界に存在するものでできているので、安全性が高く、環境にも良いので、自然志向派の人々に人気が高いのです。

石けん以外の界面活性剤は、合成界面活性剤といい区別されています。石けんは、製法がほかの界面活性剤に比べてシンプルで、水で薄まるだけで界面活性作用を失うという安全な性質があります。

石鹸シャンプーにはデメリットもあります

石けんシャンプーは、高級アルコール系シャンプーに及ばずとも、強い洗浄力が特徴なんです。ですから、過剰に皮脂を落としてしまい、頭皮にも刺激が強すぎる傾向があります。

また、最大の特徴として、他のシャンプーが弱酸性なのに対して、石けんシャンプーは弱アルカリ性なんです。人間の肌は弱酸性のため、アルカリ性に傾くと、髪の毛のキューティクルが開いたまま閉じないために、洗いあがりの髪の毛がキシキシします。

その状態を防ぐためには、クエン酸などの弱酸性のリンスで中和することが必要となってきます。

★こんな方には不向き

〇 頭皮が乾燥している方

〇 アトピー性皮膚炎などの皮脂の分泌が少ない方

★こんな方には石けんシャンプーをおすすめします

〇 元々皮脂が多く、さっぱりと洗い流したい方

石けんシャンプー使い方のコツ

基本的には、シャンプーの使い方は同じですが、石けんシャンプーの場合は、特にすすぎをしっかりしないと、髪の毛に石けんカスが残ることもあるので、注意してください。

キューティクルが開いたままだと、髪の毛が傷んでしまうので、弱酸性のリンスをすることで、負担を軽減します。

石けん専用リンスも市販されていますが、自然派の弱酸性リンスは、手作りもできますよ。

弱酸性リンスのレシピ
お酢のリンス

❶洗面器1杯程度のお湯に、大匙1杯のお酢(食用)または、レモン汁を混ぜる
❷リンス後には、よく流し洗いをする(ベタつき防止)

クエン酸リンス

❶ プラスチック製の容器(ボトル)に、水300lと、クエン酸大匙1~2杯をよく混ぜておく
❷ 洗面器に半分~8分程度のお湯を入れ、❶を大匙1~3杯入れて髪の毛になじませる

お気に入りの精油を垂らせば、アロマの香りが楽しめます!

さいごに

界面活性剤なしのシャンプーをお探しならば、石けんシャンプーをおすすめします。

最近は、石けんシャンプーが話題になっており、様々なメーカーの石けんシャンプーが販売されていますが、中には、フェノキシエタノールなどのアルコール成分を使用しているものも、見受けられます。

パッケージの成分をご覧になって、チェックしてから購入してください。

 

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