女性の薄毛改善に効果があると言われている湯シャンですが、
それは、嘘という意見も、ネット上にたくさんあります。
嘘か本当かと決める前に、湯シャンのメリットや方法などを理解した上で、
薄毛女性の改善にも有効なのか、判断しましょう。
このページの目次
湯シャンは嘘Vs.本当という論争の中身
湯シャン支持派
● シャンプーしないと、毛穴が詰まるというのは、シャンプーメーカーの作っている嘘。むしろ、シャンプーするほど髪は傷む、だからコンディショナーを併せて買わせる
● そもそもシャンプー洗髪の歴史は浅いんだから、昔の人は、水や湯、ふのりで洗っていたんだから、昔と同じことをしているだけ
● シャンプーで健康的な皮脂まで落としてしまうため、湯シャンなら健康な頭皮になり、元気な髪の毛が生える
● シャンプー買わなくていいから、節約になるし、時短にもなる
シャンプー支持派
● シャンプーの成分は、人に害を与えない。シャンプー後でもちゃんと皮脂は残っている。
● 湯シャンは治療ではない、今まで使っていたシャンプーの影響がなくなっただけ。
● 湯シャンで髪の毛がギシギシ、この状態が湯シャンで良くなるには年月がかかりすぎる。
● なんで、ニオイ、べたつきなどを我慢してまで湯シャンやるのか、わからない。
湯シャン(ノーシャンプー)Vs.シャンプーの言い分?は、それぞれ納得できちゃいます。
古代から、シャンプーは存在しないものだったからとは、恐れ入りますが、ハゲの出現率は、どうだったのでしょうかね?
とても、気になるところですね。
シャンプーを使うことが、メーカーの思惑に乗っていることかどうかは、別として、
湯シャンの効果が嘘か本当かというより、シャンプーを使うか使わないか、どちらを選ぶかということに、尽きる感があります。
育毛剤を使用していたとしても、お湯だけの洗髪で、流すことは可能ですし、逆に、頭皮ケアを配慮した安全な成分配合のシャンプーもあります。
どちらが実際に、薄毛の改善にいいのかは、実証されていませんから、個人の体験やポリシーによって、賛否両論あるのではないでしょうか。
そもそも湯シャンがいいという理由とは
湯シャンとは、シャンプー、リンスなどを一切使わず、お湯のみで頭皮や髪を洗い流すことを意味します
湯シャンが流行しているのは、日本だけではなく、欧米でも「ノー・プー(ノーシャンプー)」と呼ばれて、トップモデルなどの間では、美容のトレンドになっているそうです。
日本でも、名だたる芸能人が、湯シャンを実践していることから、広がったようです。
湯シャン(ノー・プー)が、頭皮にいいとされている理由は、
そのことにより、より健康な頭皮の状態が保てます。
❶ 髪や頭皮が本来もつ、殺菌作用や蘇生作用を取り戻す
❷ 皮膚の乾燥や、過剰な皮脂分泌を防ぐ
本来、ヒトが持つ、自然治癒力、蘇生力を、生かしていこうという目的です。
湯シャンの正しいやり方は3ステップ
1、事前にブラッシングでしっかり埃や汚れを落とす
ある程度の汚れを事前に取り去るためと、頭皮を刺激する目的があります。
髪の皮脂をとるには、猪毛などの獣毛ブラシが最も効果的です。
2、ぬるま湯で洗う
湯温が高いと、頭皮の余計な皮脂を取り去ってしまうことから、湯シャンをする温度は34度〜35度程度のシャワーがベストだとしています。
冬場は、34度〜35度では、寒く感じるため、事前に湯舟で温まっておく、あるいはお風呂場を温めておきましょう。
頭皮は、やさしく、お湯と頭皮の油を中和させる要領で行ってください。
ロングヘアの場合は、お湯だけだと、まとまってしまい、指どおりが悪くなるので、ヘアブラシを使って、湯シャンしても大丈夫です。
3、ドライヤー前に、しっかりタオルドライ
タオルドライの際は、決して髪の毛に摩擦を与えず、軽く押さえてたたきながら、水分を取りましょう。
湿ったままの髪の毛は蒸れたり、痛みの原因になるので、仕上げはドライヤーを使います。
ドライヤーは地肌を乾かすために使います。地肌が完全に乾いて、髪の毛先が多少湿っている程度で止めるのがコツです。
湯シャンに挫折する人が続出している理由
難しいテクニックも、準備するグッズなども必要ないので、簡単に始められる湯シャンですが、数回試して止めてしまう人も、多いようですね。
実は、湯シャンを継続してその効果が目に見えて現れるまでには3週間~1ヶ月程度はかかるそうなんです。
それまでの期間は、頭皮や髪の毛の状態が正常に戻るまでの、移行期間となるため、いろいろな異変があるようです。
● 洗いあがりに、すっきしした感じがしない
● 前より、ベタつくようになった
● 頭に匂いが残る
● 頭皮がかゆい
湯シャン体験者は、このような時期を乗り越えて、継続していくうちに、
● 脂っぽさがなくなった
● 髪のボリュームがでてきた
● フケがなくなった
など、湯シャンの驚くべき効果を実感しています。
湯シャンを途中で挫折してしまう理由は、
始めてからの1か月前後続く、不快な症状を乗り越えられるかどうかにあるんですね。
お湯だけの洗髪に頭皮が順応して、数年間続けている人もいらっしゃいます。
で、湯シャンて、実際どうなのか?専門家の見解は
湯シャンで、頭皮改善ができるのならば、薄毛の改善にもつながるのではないかと飛びつきたいところですが、
ここで、湯シャンに関する専門家の見解を紹介します。
米ウェストサイド・マウント・サイナイ皮膚科(ニューヨーク市)のAngela Lamb氏によると、この「ノー・プー(no-poo)」と呼ばれる方法が健康に良いかどうかは、毛髪や頭部のタイプによって大きく変わるため、一概にはいえないという。
Robert Dorin氏は、「頭皮からは、皮脂、乾いた汗、汚れ、死んだ皮膚細胞を定期的に洗い落す必要があるが、『ノー・プー』をうたう製品ではこうした汚れを十分に落とせない。また、シャンプー剤を使わない人は、真菌や細菌への感染リスクがある」と指摘する。http://www.carenet.com/
本来、湯シャンは、頭皮の皮脂を落としすぎないためのものなので、乾燥肌には利点があっても、皮脂の分泌が過剰な人にとっては、逆効果にもなるとも報告されています。
簡単にできそうな湯シャン。でも、頭皮へのリスクもあるということを、覚えておいたほうがいいかもしれません。
湯シャンだけで、薄毛改善を目指すにはかなりな努力が必要
女性の場合は、品質の悪いシャンプーや過度なヘアケアによる、頭皮環境の悪化が、薄毛になる原因の1つと、言われています。
湯シャンで、頭皮環境が良くなるのならば、薄毛も本当に改善されるのでしょうか?
頭皮は、畑で例えれば、土壌にあたりますから、固い土からは、新芽が育ちにくいのは、想像に難くありません。
頭皮をいい状態にするのは、大切ですが、そこに肥料に相当する、栄養分を補給してあげれば、いっそう元気な髪が育っていくんですね。
育毛剤の役割というのは、まさにそこ!
すでに薄くなってしまった、髪の毛を改善するには、
頭皮を健康な状態にするだけでなく、血行を良くして、栄養分を送り込むことが必要なんです。
ですから、
湯シャンだけで、薄毛の予防はできても、
薄毛改善の効果まであるとは、言いきれないのです。
頭皮に悪影響を及ぼす、化学成分や添加物を排除した、
無添加で、天然由来成分配合の育毛剤と、湯シャンの相性は、いいのではいかと思います。
薄毛の改善を目的としているんだったら、育毛剤の使用と湯シャンを併せた育毛ケアが、最強の組み合わせと言えますね!
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